引っ越し業者の種類と、貨物運送事業法に基づく業者の分類
引っ越し業者といっても規模は様々で、全国規模の業者もあれば地域密着の弱小業者もあります。
引っ越し専門業者もあれば兼業の運送業者もあります。
運送業者は、貨物運送事業法に基づいて、国土交通省によって一般貨物自動車運送事業、貨物軽自動車運送事業、貨物利用運送事業の3つに分類されます。
一般貨物自動車運送事業
一般貨物自動車運送事業は、5台以上の車両を有する法人で、管轄地方運輸局に新規許可申請をし、書類審査と試験を受けて合格する必要があります。
合格すると、運行管理者と整備管理者を選定し、車両の登録を行ってから業務を開始できます。
車両のナンバーは、通常営業ナンバーと呼ばれ、緑地に白字のナンバーが使用されます。
貨物軽自動車運送事業
貨物軽自動車運送事業は、軽自動車を使用している運送業者で、殆どが個人経営です。
車両ナンバーは黒地に黄色文字の営業ナンバーが使用されます。
貨物利用運送事業
貨物利用運送事業とは、運送業者が独自の運送車両を所有していない場合に、一般貨物自動車運送事業者や貨物軽自動車運送事業者の間で荷主を仲介することです。
引っ越し予約センターのような業者がこれに当たります。
引っ越し業者の選び方
最後に、引っ越し業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取って比較し、自分に合った業者を選ぶことが重要です。
引っ越しの繁忙期などは業者を探しにくい場合がありますが、引っ越し予約センターなどを利用することで便利に業者を手配することができます。
運送業者とのトラブルが生じた場合、事後交渉に時間が掛かる場合もありますが、運送規模に応じた適切な業者を手配してくれますので便利に利用することをおすすめします。